このゲームで最も難しい要素の一つがマシンの開発ではないでしょうか。限られた施設の利用時間、コストキャップ、さらにはレギュレーション変更による来年への準備など、多くの要素が絡み合い、初心者にとってはどのように進めれば良いか迷うことも多いと思います。
そこで今回は、私なりのマシン開発や研究に対するアプローチや考え方を詳しく解説していきます。もし参考になる部分があれば、ぜひ取り入れてみてください。なお、これが絶対的な正解ではないため、間違いや改善点があれば、詳しい方はぜひコメントで共有していただけると嬉しいです。
マシン開発と研究について
マシン開発の種類について
このゲームではマシンパーツの開発オプションには、設計とリサーチの2種類があります。
設計は今シーズンのマシンパフォーマンスを向上させることができ、来シーズンのレギュレーション変更にもよりますが来年のマシンパフォーマンスにも影響があります。
リサーチは来シーズンのマシンパフォーマンスを向上させることが出来ますが、今シーズンのマシン性能を上げることはできません。
リサーチでは性能が下がることがないので、1つの性能を一番右にして、それ以外は全部左にしてもマイナスは発生しないのでぜひやってみてください。
ちなみにこの記事では設計=開発、リサーチ=研究と表記しているのでわかりにくかったらすみません。個人的にはこちらの方がしっくりくるので…
マシン開発のアプローチについて NEW
今シーズンのマシン開発では標準・至急・集中の3つのアプローチがあります。
- 標準…このアプローチは、最もコストを抑えられますが、完成まで少し時間がかかります。それでも、十分にマシン性能を向上させることができるため、ほとんどの開発はこれで十分です。
- 至急…標準に比べてコストは少し高くなりますが、開発期間が短縮され、より早く新パーツを導入できます。その結果、他チームより先に新しいデータを基にマシンを改善することが可能になります。コスト面での負担は増えますが、それ以上のメリットが得られます。ただし、稀に失敗して開発期間が延びることがある点には注意が必要です。
- 集中…もっとコストが掛かりますが、開発したパーツは次回の開発の際の専門技術を向上させます。ただし、製造してフリー走行で周回を重ねパーツの専門知識を100%にしてから次の開発をするようにしましょう。
集中を選択した場合は、製造してパーツの知識が100%になるまでしっかりとフリー走行で周回を重ねてから次のATRで開発すると一番効果が出やすいです。どのパーツを集中して開発するか、そしてそのタイミングを見極めるのは難しいかもしれませんが、シーズン前半に予算をしっかりと投資することで、後半に向けて大きなアドバンテージを得ることができるかもしれませんね。
開発と研究がうまくいくとこんな感じに!!
ATR期間
F1ではマシンの開発や研究をする期間は全部で6回あり、この限られたリソースの中でなるべく速いマシンを作り上げる必要があります。
ATR期間一覧
1月1日~3月3日(61日) | 今シーズン |
3月4日~4月28日(55日) | 今シーズン |
4月29日~6月23日(55日) | ミックス |
6月24日~9月1日(69日) | ミックス |
9月2日~10月27日(55日) | ほぼ来シーズンの研究 |
10月28日~12月31日(64日) | 来シーズン |
軽微なレギュレーション変更の場合はこんな感じで!
ATR1~2は今シーズンのマシン開発を進めていき、4月半ばくらいから来年のマシンを研究することが可能になるので、そこからはバランスを見て開発や研究を進めてほしいです。
ここからが重要なのですが、研究がアンロックされる前に来年のレギュレーション変更の投票が行われるのですが、-5~10%ほどの軽微なものから-50%の大幅な変更などさまざまなものがあります。軽微な変更であればあまり問題はありませんが、-50%ほど性能が下がるレギュレーション変更の場合は注意が必要です。
軽微なレギュレーション変更の場合
ほとんど来シーズンの研究はする必要はなく、今シーズンのマシン性能を上げることに集中し、後半戦からは全部のパーツを1回ずつは研究しましょう。
重大なレギュレーション変更の場合
今シーズンのマシン性能を上げることはあまり意識せず、ART期間のほとんどを来シーズンの研究に当てましょう。最初のATR1~2でかなりの予算を使用し、なんとか今シーズンを戦いましょう!
ATR2はサウジGP後、パーツ知識が100になってから行う方が効果的です。急いで上げたい方はサウジ前に行いましょう!
サーキットの特性
まず前提として、コンストラクターズランキングでライバルとなるマシンの性能と比較しつつ、バランスよく性能を向上させることが重要です。また、前半戦や後半戦に開催されるサーキットの特性を理解し、効率的に開発を進めることも欠かせません。
各サーキットの特性でゲームでは必須と推奨が表示されていますが、ここでは必須のみを表示して解説していきたいと思います。
前半戦 イギリスGPまで
低速 | 3 |
中速 | 5 |
高速 | 3 |
DRSの有効性 | 2 |
後半戦 ハンガリーから
低速 | 3 |
中速 | 3 |
高速 | 3 |
DRSの有効性 | 2 |
最高速度 | 2 |
加速に関しては性能を上げるのが難しいため、今回は取り扱いません。
このやり方が正解というわけではありませんが、個人的にはATR1~2の期間では特に低速コーナリングとDRSの性能を向上させるのがおすすめです。前半戦には、バーレーン、マイアミ、モナコといった低速コーナーが重要なサーキットがあり、DRSはバーレーン、メルボルン、マイアミ、カナダなどで効果を発揮してくれます。
後半戦は来シーズンの研究を進めながら、最高速度を中心に中速や高速、冷却の性能を上げていくといいと思います。
マシンパーツの特性
シャシー
シャシーは最高速度や高速コーナリングの性能を上げやすく、耐久性を下げることで全体的なパフォーマンスを向上させることができます。特にシーズン初めは耐久性がかなり高いため、風洞を使用せずに耐久性を下げるだけでも大きな効果が得られます。
ただし、耐久性を下げるとマシンの性能は向上しますが、製造コストが増加するため、下げすぎには注意が必要です。特に資金が限られているチームは、バランスを見ながら調整することをお勧めします。
上げやすい性能
- 最高速度
- 高速
フロントウイング
フロントウイングは主に低速での性能を上げやすく、高速性能も比較的向上させやすいパーツです。
このパーツは他の部品に比べて小型のため、耐久性を下げても性能の向上はあまり期待できませんが、レースで破損しやすいパーツでもあるため、耐久性を少し下げるのが良いと感じます。
上げやすい性能
- 低速
- 高速
リアウイング
リアウイングは低速から高速、DRSまでバランスよくマシンの性能を改善できますが、特に中速の性能が上げやすいパーツだと思います。
フロントウイングと同様に、パーツ自体の重量はそこまで大きくないため、耐久性を下げても性能への影響は少ないです。また、フロントウイングに比べて破損する割合も低いため、耐久性を大きく下げる必要はないでしょう。
上げやすい性能
- 低速~高速
- DRS
- 最高速度
サイドポッド
サイドポッドはエンジンの冷却に大きな影響を与えるパーツであり、その形状が複雑でサイズも非常に大きいのが特徴です。
風洞などを使用することで冷却性能を大幅に向上させることができますが、耐久性を下げることで重量を大きく削減し、結果としてマシン全体のパフォーマンスを向上させることが可能です。
上げやすい性能
- エンジン冷却
- 最高速度
アンダーフロア
イメージイラストがうまく生成できませんでした💦
アンダーフロアは非常に重要なパーツで、多額のコストを投入することでマシン全体の性能を大幅に向上させることができます。また、パーツが大きいため、耐久性を下げることで重量を削減し、さらに性能を高めることが可能です。
上げやすい性能
- 最高速度
- 高速
サスペンション
サスペンションはタイヤの冷却に大きな影響を与えるパーツで、性能を向上させることでタイヤの寿命を延ばすことができます。このパーツは比較的小さいため、耐久性を下げても重量削減や性能向上の効果はそれほど大きくありません。
上げやすい性能
- タイヤの冷却
- 最高速度
- 高速
この記事では、読者の皆さまからいただいたコメントや、私自身が新たに得た情報を随時反映しながら、内容を更新していきます。皆さまにとって少しでも参考になる情報をお届けできればと思っています。また、記事の情報が新しくなった際には、分かりやすくお知らせしますので、どうぞ楽しみにしていてくださいね!
コメント
コメント一覧 (8件)
いつも参考にさせて頂いております。
開発について『研究』を使用しての開発タイミングについてどの様にされていますか?
私はどのパーツも予算の許す限り、最初の一回目の開発は『研究』を使用しています。
コメントありがとうございます。マシン開発については私もまだまだ学んでいる最中ですが、来シーズンの研究はレギュレーションの変更度合いに合わせてタイミングを工夫しています。軽微な場合はATR4辺りからやる場合がありますが、重大な変更の場合はかなり早い段階で取り組んでいます。もしご質問の意図と違っていたら申し訳ありませんが、これからもブログを読んでいただけたらとても嬉しいです。
いつも楽しみに記事を読ませていただいてます!セットアップ等参考にさせていただいてます、とても助かります!
これからも頑張ってください!
記事を読んでくださっただけでなく、大切なお時間を割いて温かいメッセージまで届けてくださったこと、本当に嬉しく思います!!
お返事ありがとうございます。
質問内容が分かりづらくて申し訳ありませんでした。
お聞きしたかったのは『今シーズンの開発』についてです。
『設計』メニューからパーツを選んで開発をするわけですが、その中で『アプローチ』という項目があると思います。
『標準』『至急』『集中』と3つの選択肢がありますが、『集中』を選択すると、次回以降の開発能力が向上する代わりに開発費が『標準』の3倍程度かかります。
アプローチの『集中』について、どの様なタイミングで使われているか参考にお伺いできれば幸いです。
ご質問にうまくお答えできず、本当にすみません。設計の種類について「標準と「」集中」の違いや効果の大きさを、現在詳しく調べているのですがまだ私自身もはっきりと理解できていないんです。分かり次第、記事を更新してわかりやすくお知らせしますね!
楽しみにしております!
楽しみにしております!